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日本語って・・・
Feb.09.2007 22:06
by かみー
先月、針治療をしに行ったときのこと。私が針やらマッサージやらしてもらっていると、おばちゃんが来たっぽのですよ、隣の治療台に。
もちろんカーテンで仕切られているので見えないのですが、そのおばあちゃんの担当は若い先生。
そのおばあちゃんは、先生になんだか色々話しているのですが、入れ歯なのか若干フガフガ気味で何言っているのか聞き取りにくかったのです。
でも先生は、おばあちゃんの言葉がわかっている様子で、普通に会話をしていました。
こういうところに勤めると、会話がちゃんとできないといけないんだなあって感心していたらば、おばあちゃんが先生にこう言いました。
「先生、酢豚好きだったでしょ?」
なんだい、やぶからぼうに!って思ったんだけど、それだけ常連ってことなのかなって思って、ほのぼのとしていたのですよ。
で、先生は
「酢豚ですか?僕、好きですよ!」
といいました。
ほうほう、あの先生は酢豚好きなのね。ちなみに私も酢豚好きよ!とか思いながら会話を盗み聞きしていると、おばあちゃんがこう言いました。
「今日テレビで見たんだけどね、離婚するらしいよ」
???
酢豚が離婚?
はて、どういうことだろか・・・。
すっごい頭を働かせて私が出した結論は、テレビ番組で、酢豚が好きな人は離婚しやすいとかっていう変な心理テストとかやってたのかな〜と思ったわけですよ。
でも、根拠ないし、意味がわからない!!
先生はどう反応するのかなと思っていたら
「はははは、そうなんですか〜」
って納得してるし!!
と、思いきや
「え?離婚?」
って聞き返してました。
普通の会話だったら、さらっと流していたんだね、先生・・・。
聞き返されたおばあちゃんは、
「そう、離婚。」
と、当たり前のように言っています。
ポカンとした間の後に先生は
「え・・・っと、りこん・・・。え?酢豚ですよね?」
と確認。するおばあちゃん
「そうだよ、ヤクルトの酢豚が離婚するらしいよ。」
わかったぁ〜!!!
古田ね!!
おばあちゃんは、「古田」と言っていたのが私達にはまるっきり「酢豚」に聞こえていたのでした。
やっと理解した先生も
「ああ、古田ですか。僕、酢豚だと思いましたよ。古田だったら○○先生の方が好きですよ。」
って言っていました。
先生は、別に古田好きじゃなかったみたいです。
隣で私は別の先生に静かにマッサージしてもらっていたので、笑いをこらえるので精一杯。
あの先生が、酢豚好きって暴露しちゃったこともなんだか面白い!酢豚っていうところが、ちびまる子ちゃんの花輪君を思い出させてこれまた面白い!
そんなことがあったんですが、この間また針治療に行ったときのこと。
私が治療してもらっているときに、また隣の診療台に例のおばあちゃんが。
また先生と会話をしています。
「この間、あるある詐欺にあいそうになったの」
????
あるある詐欺?それって、納豆食べると痩せますよっていうアレですか?
話を盗み聞きしていると、どうやらオレオレ詐欺の間違いらしい。
でも全く気づいておらず・・・
そして今日、また針治療に行ったらば、またまたきました例のおばあちゃん。
今日も先生と会話をしています。
「私、酢豚嫌いなのよね〜」
えーーーーーーー!!!
おばあちゃん酢豚嫌いだったのーーー!?
今回の「酢豚」は正真正銘の「酢豚」。「古田」じゃありませんでした。
でも、おばあちゃんの口から「古田」じゃなくて「酢豚」という単語が聞けて満足です。
とはいえ、今思い出してみても「古田」と「酢豚」の発音は一緒でした。
今思ったけど、ヤクルトの酢豚って、ヤクルトを使った酢豚みたいでまずそうですね。
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