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室町時代(小菅慎哉)

こんにちは。役者の小菅慎哉です。
ついに冬公演に向けた稽古が本格的に始まりました。

今回の「眠りの森の、ケモノ」は室町時代の東北地方の寒村が舞台の物語です。
室町時代。一体どんな時代だったろうかと、
高校時代あまり使用しなかった日本史の教科書を開いてみました。

難しい…。あれ、こんな難しかったっけ?日本史って。
日本の高校生はみんなこれ勉強してるわけ?

失敬。話を元に戻しますが、ぱっと目についたのが、
「1461年 寛正の大飢饉(京中の餓死者8万人)」という文章です。
なんと8万人!これほど多くの人が食べる物がなく苦しんで死んでいくというのは、
現代に生きる私たちからは考えられないことです。
僕はさっきお腹が空いたのでコンビニにお弁当を買いに行きました。
幕の内弁当でした。おいしかった。なんて余裕ないわけですよ。

きっと「死」が今よりもすぐ近くにあった時代。
生命力のない人間が簡単に淘汰されてしまった時代。

そんな時代に生きる人々はおそらく現代の私たちよりも、
「今」を必死に切実に、そして貪欲に生きていたような気がします。

本番まで約2ヶ月、そういった時代背景をふまえて、
稽古をしていきたいと思っています。
今までにないBRIDGEをお楽しみいただけるよう頑張ります。
(c) 2003,10,08, Wednesday 12:00 AM | comments (0) | trackback (0)
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