劇団四季「異国の丘」
四季劇場<秋>にて、「異国の丘」を見て来ました。
これで昭和3部作2本目、残るは「李香蘭」だけです。
いえ正直、昭和初期、大っ嫌いなんですけどね?

「異国の丘」は、日中戦争のさなかに出会った日本の総理大臣子息・九重と、中国の高官の娘、愛玲の悲恋と、その後の九重のシベリア抑留の悲劇を描くミュージカルです。
ストーリーに関しては「南十字星」よりもお説教くさ…げふんげふん、メッセージ性がより色濃かった気がします。
セリフがとても直接的で、申し訳ないけど、実際、胸焼け気味。
それにしても、おそらく一番の名シーン(長老が遺言をみんなに託す部分)でどんぴしゃに地震が来たんですよ。台無しですね!

震度3だったそうですが、相当長く揺れていてちょっと怖かったです。さすがに立ち上がったり叫んだりする観客はいなかったのですが、やはり客席はちょっとざわついていました。
その間、舞台は何事もなかったかのように進んでいきましたが、どうなんでしょうね。こういう場合、どこまで揺れたら避難するんでしょうね?そしてそれを誰が決めるんでしょうね?決定権のある人が負傷した場合の指揮権の委譲とかもあるんですかね?まぁ四季ほどになればそういうシミュレーションはできてるんでしょうけど。
そんなわけで、地震のあとは『リボルバー』の最中に地震が起きたらどうしようかとそればかり考えてしまいました。やっぱり舞台上から誘導したりするの?わたし、できるかなぁ。
この間稽古の最中にも地震があったんです。そのときはちょうどまっちょ(福永)が一人で長いセリフをしゃべっていて、彼もちっとも動じず、れいくん(木下)も止めず、何事もなかったかのように芝居を続けていました。
たぶんわたしも、芝居を続けることはできると思うんです。スポットライトが落ちてきたりしない限り。
でもどこで芝居をやめて観客を避難させるか、の判断は、できるでしょうか。

話がそれた。
まぁそんな「異国の丘」ですが、わたしの九重イメージはかつてポスターで見た石丸さんで固まっているので、下村さんの九重、最初は不思議な感じでした。だって下村さん前回見たの、「夢の配達人」ですよ。顔立ちも個性的だし。だいぶストイックな、渋い九重でした。切なくて素敵でしたが、石丸さんの日本のプリンスも見てみたかったな…。石丸さんは今「アスペクツ・オブ・ラブ」に出演なさってるみたいです。見たいなアスペクツ。ロイド・ウェーバー大好き。
ヒロインの木村花代さんは「夢から醒めた夢」のマコを見てますが、今回も可愛かったです。チャイナドレスのスリットが結構きわどくてかーなりエロスでした。
木村さんは若いんだから、九重にももうちょっと若い役者を当ててもいいような。下村さんに17歳の役はきついんじゃないかと、ちょこっと思いました。

あ、田邊さん(大好き)は今「キャッツ」で、ラム・タム・タガーをやっているようです。セクシーなんだろうな…もう一回キャッツ、見ようかな〜。
| | 18:53 | comments (2) | trackback (0) | お芝居 |
コメント
公演中の地震こわいよね、考えると。俺は中断すべきだと思うんだけど、、。んー、ま、難しい問題なんだけどね。
| 永田悠樹 | URL | 05/10/20 19:08 | iV95cbPg |

危険度によりますよね。それこそサーカスみたいなアクロバットとかならすぐに止めるべきだし、ほかにも劇場が古くてがたついてるとか通路が狭いとか、危険な状況になりそうなら軽度の地震でもそれなりの対応を(非常口を開けるとか)すべきだと思う。
あぁ怖い。「リボルバー地震対策委員会」を作りたい、本当に。
| かもめ | URL | 05/10/21 01:40 | auiwhST2 |


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